ディスクが破損しているか空きがない VM を復元する


VM にアクセスできない場合や破損している場合は、その VM や空き領域のないブートディスクを復元できます。

アクセスできない VM または空きがないブートディスクの復元

インスタンスに接続できない場合や、ブートディスクがいっぱいでサイズを変更できない場合は、インスタンスを作成し、スナップショットからブートディスクを再作成して、サイズを変更する必要があります。再作成するブートディスクのサイズは、把握している必要があります。

  1. Google Cloud コンソールで、[VM インスタンス] ページに移動します。

    [VM インスタンス] に移動

    1. インスタンス名をクリックして、[VM インスタンスの詳細] ページを開きます。
    2. [停止] をクリックして VM を停止します。[停止] オプションがない場合は、 [その他の操作] > [停止] をクリックします。
    3. [ブートディスク] セクションで、ブートディスクのサイズと名前をメモします。
  2. Google Cloud コンソールで、[スナップショットの作成] ページに移動します。

    [スナップショットの作成] に移動

    1. スナップショットの [名前] を入力します。
    2. [ソースディスク] プルダウン リストからブートディスクを選択します。
    3. [作成] をクリックします。
  3. Google Cloud コンソールで [インスタンスの作成] ページに移動します。

    [インスタンスの作成] に移動

  4. インスタンスの詳細を入力します。

  5. 古いブートディスクのスナップショットから新しいブートディスクを作成します。

    1. [ブートディスク] で [変更] を選択します。
    2. [スナップショット] を選択します。
    3. [スナップショット] プルダウン リストから古いブートディスクのスナップショットを選択します。
    4. [ブートディスクの種類] を選択します。
    5. ディスクの新しいサイズを入力します。
    6. [選択] をクリックして、ディスクのオプションを確認します。
  6. [作成] をクリックします。

破損した VM の復元

VM の OS が破損した場合は、ブートディスクのデータを読み出して VM を復元できます。ブートディスクを復元するには、ソース VM のスナップショットが破損している可能性があるため、Google 提供のイメージを使用して一時 VM を作成する必要があります。

VM からデータを取得するには、次の手順を行います。

  1. ソース VM のブートディスクからスナップショットを作成します。
  2. 公開イメージを使用して一時的な VM を作成します
  3. SSH を使用して一時 VM に接続できるかどうかを確認します。
  4. 次の手順で���一時 VM にディスクを追加します。

    1. Google Cloud コンソールで、[VM インスタンス] ページに移動します。

      [VM インスタンス] に移動

    2. 作成した一時 VM を選択します。

    3. [ 編集] をクリックします。

    4. [追加ディスク] で [新しいディスクを追加] をクリックし、次の操作を行います。

      1. ディスク名を追加します。
      2. [ソースの種類] で [スナップショット] を選択します。
      3. [ソース スナップショット] プルダウン メニューで、前の手順で作成したソース VM のスナップショットを選択します。
      4. [完了] をクリックします。
    5. [保存] をクリックします。

  5. SSH を使用して VM に接続します。

  6. VM のディスクとパーティションを確認し、ディスク名(/dev/sdb1 など)をメモしておきます。

     lsblk
     

    出力は次のようになります。

     NAME   MAJ:MIN RM  SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
     sda      8:0    0   10G  0 disk
     └─sda1   8:1    0   10G  0 part /
     sdb      8:16   0  100G  0 disk
     ├─sdb1   8:17   0   96G  0 part
     ├─sdb2   8:18   0    1K  0 part
     └─sdb5   8:21   0    4G  0 part
     

  7. /mnt/newdisk にマウント ポイントを作成します。

     sudo mkdir /mnt/newdisk
     

  8. 追加のディスク パーティションをマウント ポイント /mnt/newdisk にマウントします。

     sudo mount -o discard,defaults DISK_NAME /mnt/newdisk
     

    DISK_NAME は、前の手順でメモしたディスク名(/dev/sdb1 など)で置き換えます

    スナップショットのファイル システムが /mnt/newdisk にマウントされます。ディレクトリを操作してデータを取得できます。

復元されたブートディスクを使用して VM を作成する手順は次のとおりです。

  1. 一時 VM のディスクからイメージを作成します。
  2. 一時 VM のイメージを使用して VM を作成します。

VM が作成された後、復元されたデータを VM に転送できます。